天内純子×古川葉子 二人展

『すみわたらむ』

7月1日(金)-10日(日)

-みずからをすませ いざわたらむ-

水のめぐりうつろう様を描く天内純子と

木に息吹を彫る古川葉子の二人展。

すべての命あるものの中に流れ

様々な表情を持ち変化しながら

めぐりめぐる水。

木の中にも流れ

その痕跡は木の姿として現れる…

そして自らの中にも水は流れています。

わたしたちは素材は違えども

めぐりめぐる水…命の流れを表現しようとしています。

自らに流れる水を澄ませ

新たなる段階へと渡る

七夕の節句と重なり

自分たちの名前にも必然を感じながら

二人にとって

新たなるどこかへ渡る節目となりうる展覧会。

どうぞご高覧いただき

自らのなかにある流れ…を感じていただければ幸せです。

天内純子/古川葉子


ワークショップ

日本画体験ワークショップ 岩絵具に触れる

-水を描く- 古より水を身近に感じながら暮らしてきた日本には たくさんの水の紋様があります。 その紋様のいくつかの中から 好きな紋様を選び、自らの中にも流れる水を感じ 岩絵具の感触を味わいながら 日本画で水を描きます。

日時:7月9日(土) 10時~12時30分 参加費:4000円 材料費込、お茶お菓子付 講師:天内純子 要予約:申し込み先 hanautaart@yahoo.co.jp

天内純子

多摩美術大学絵画科日本画卒

‘02 上野の森美術館大賞展(‘05)/’04前田青邨記念大賞展/’08横浜アート&ホームコレクション/’10個展(SOL・銀座)/’12個展(横浜そごう)/’13個展(銀座三越)、鎌倉芸術祭・小泉淳作記念展/‘14個展(新宿小田急)、個展(GALLERY NEST・北鎌倉)/’15個展(GALLERYエクリュの森・三島)‘16個展(静岡松坂屋)

他、個展グループ展多数

鎌倉市在住

http://mizutotomoni.jimdo.com/


葉っぱを彫る 木彫ワークショップ

道に落ちている葉っぱを拾ってお家に持って帰ってしまうことはありませんか? 歩いていると、思いがけない発見や出会いがたくさんあります。 誰かに見せたくなるワクワク感。 こんなすてきな形、首飾りにしたいなぁ…それがはじまりです。

お好きな木を選んで頂き、木の流れを感じながら、葉っぱを彫ります。 ひとほり一彫り、、彫る音、木の香り、彫っていく中で変化する木目、、ご一緒に木彫を楽しみましょう。

ご希望の方は、手で綯った紐を結んで、首飾りにします。

日時:7月3日(日) 10時~12時
参加費:4000円 材料費込み、お茶お菓子付き
講師:古川葉子
エプロンなど汚れてもよい服 新聞紙 作業しやすい手袋 あれば彫刻刀
要予約:申し込み先 hanautaart@yahoo.co.jp

 

 

 

古川葉子

多摩美術大学美術学部彫刻学科卒

‘10 三義国際木彫芸術祭 (台湾)/‘11彫刻五七五-国際藝術大學交流展 (台湾)/‘12 個展(イシワタリ・鎌倉)SICF14(スパイラル・表参道)/‘13 NAKANOJO BIENNALE 2013 (群馬 中之条)/‘14 Female timesⅢ(Bunkamura・渋谷)BOXART-takarabako-(ATELIER・K ・石川町)/‘15 個展(イSム・表参道)NAKANOJO BIENNALE 2015 (群馬 中之条) 他、個展グループ展多数 ‘16群馬県中之条に移住 http://furukawayoko.tumblr.com/


天内純子×古川葉子 二人展「すみわたらむ」によせて開催

 

大小田さくら子 やまとかたりの会

  「みつるいのち いにしえの言の葉」  

 

闇の中で星が雨のように降り注ぐのをご覧になったことがありますか?

いにしえから今に至るまで、人は森羅万象の不思議さに心躍らせてまいりました。

自然の働きは神の名となり、感謝と畏敬をあらわす祈りの言の葉となりました。

水の流れを司る天水分神・国水分神、水際で水を生む弥都波能売神、川の瀬にいて穢れを海に持ち出す瀬織津比咩神、海に流れ出た穢れを飲み込む速秋津日売神。

河から海へ、海から空へ、そしてまた空から大地へと、めぐりながら姿をかえて、水はたくさんの命をつないでゆきます。わたしたちのからだの中を流れる水もまた同じ。

 

水に潤い、陽を浴びた草木が生き生きと漲るこの季節に、天内純子×古川葉子 二人展

「すみわたらむ」によせて、やまとかたりの会を開催致します。

心地よく古き佇まいを残す、古都鎌倉、長谷のイシワタリさんで、人間の根源をみつめ水を描き続ける天内純子さんと、自然の動きに同調しながら木の本質に自在に対峙する古川葉子さんの作品を味わいながら、七夕の夜、サラサラと流れる言の葉に、心と体が浄められ、満たされた命を感じる特別なひとときになりますように。

 

今回の古事記朗誦・やまとかたりは、古事記中巻、神武東征の段、フツノミタマが宿る剣の霊威をあらわす「たかくらじ」を朗誦致します。水と剣と禊について、また七夕にまつわる伝説の女神について、古事記の中の水の神さまについてお話致します。そして、からだで感じる「あおうえい」音の葉発声法を行い、古事記の冒頭、「あめつちのはじめ」を朗誦します。ご一緒にいにしえの言葉の響きを体感しましょう。

 

日時 平成28年 7月7日(木) 18時半〜20時半

会費 5000円    (20名限定) 雁ヶ音の棒焙茶と和菓子のおもてなし付

申し込み先 hanautaart@yahoo.co.jp

 

大小田さくら子 (古事記朗誦家)

 

古事記をよみ唱え、波音や風の中で声を出しながら自然の抑揚、リズムが生まれた独自の語りを「やまとかたり」と名付け、その世界を追求する。国内外における縁ある聖地、寺社にて奉納、能舞台での朗誦を行う。今年はやまとかたりを始めて十年の節目。三月に奈良県主催「古事記特別講座」、四月には春日大社第六十次式念造替記念の奉祝として古事記朗誦・やまとかたりの奉納を行う。著書「やまとかたり あめつちのはじめ」  「やまとかたり いづものくに」CD付(冬花社)